コンセプト

CONCEPT

人々の暮らしを豊かにする建築

私たちのコンセプトは、建築を通じて人々の暮らしを豊かにすることです。私たちは建物の設計はもちろん、人々が過ごす時間や体験、人間関係を考慮した身体感覚の設計を心がけています。共通の体験を通じて理解が深まることを重視し、建物内外で五感を刺激する要素を取り入れることで、快適な空間を生み出しています。

自然との調和も私たちの設計のポイントです。太陽の日差しや緑を豊かに取り入れることで、居住者が自然の恩恵を感じながら健康的な生活を送ることができます。


私たちは建築を通じて人々の幸福感を追求しています。居心地の良い空間づくりに努め、一人ひとりの個性やライフスタイルに合わせた設計を提案しています。また、耐久性やメンテナンス性にも配慮し、長く使える建築物を実現しています。

建物ってどれくらい持つの?

2023年6月時点

「建物って何年持つの?」と疑問に思ったことはありませんか。築築年数の経ったマンションのリノベーションは有益なのか、気になる方も多いことでしょう。鉄筋コンクリートの建物はきちんと管理・メンテナンスをして持たせようとすれば100年、150年、200年は持つと環境プロデュースでは考えています。 ここでは鉄筋コンクリート建物の耐久性と建替え事例についてご紹介します。


築40年以上の旧耐震設計の建物が115.6万戸あり、建替えられたのは2.2万戸だけです。(2023年6月現在)

コンクリート造の建物の例でいうと、日本橋三越は2008年に耐震をして築109年です。国会議事堂は築87年ですが、耐震補強の必要がないほど非常に堅牢で耐震力に優れた設計をされています。

また、超高層の始まりと言われている霞ヶ関ビルは築55年です。こちらも耐震力を確保した設計がされていたので、耐震補強工事はされていません。(防災の法規に基づいて、安全性を高める改修と増築工事はしています。)

関東大震災 日本橋三越

2023年撮影 日本橋三越

次は立替えの例を見ていきましょう。同潤会アパートメントは老朽化のため順次、建替えが進められました。1920年当時の日本人男性の平均身長は160cmということから、当時の平均身長に合わせて作られていたため天井が低く、階段が狭い、共同トイレという点等が課題となっておりました。このような状況を解決するために建物は解体され、また多くが立地的に良い場所に立っていたので、経済的になりたち、建替えられました。


町田市に位置する町田山崎住宅は1971年に竣工されましたが、築36年という時を経て2007年に解体され、2009年に立替えられています。建替えの背景にはいくつかの要因が挙げられます。まず、5階建てでありながらエレベーターが備わっていなかった点、耐震補強が施されていなかった点も解体の理由の一つです。また、敷地を半分売却することによって、より効率的な建物が建てられることが見込まれた点も建替えとなった重要な要素でした。

多摩ニュータウンは1971年に竣工し、築40年で2011年に解体、2014年に建替えられています。都市計画法の変更により、土地に対して建てられる面積が増えたので、その分の土地を売り、建替えられています。

日本最初の分譲マンション、東京都が分譲した宮益坂マンションは1953年竣工で、築63年で2016年に解体、2020年に建替えられています。このように経済的に成り立つと立替えが進みます。郊外に行くと経済的な制約から建て替えが難しい場合があります。そのため、耐震・リノベーションをして大事に使っていく傾向があります。


解体が必要な建物は手入れや管理が不十分な場合が多いとされています。適切な修繕やアップグレードが行われず、その結果、耐久性や機能性に問題が生じることがあります。建物を長持ちさせるには特にコンクリートの維持管理が重要です。建物の寿命はきちんとした管理・メンテナンスと適切な修繕によって決まります。

実績紹介

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一級建築士事務所 環境総合プロデュース

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